遺言

ちらしのうら

眠い

かいり、うそ、偽、泥のように眠りたい

からだじゅうがだるいんだ

ベッドに入ると爪先から溶けてらくになる

じかん。ゆるす。やくそく。まもる

頭の中もこころもからだももうだめなのかもしれない。それでもいい。死んだら、それは、やさしい眠りに似ているんだから

ああ、このまま目が覚めず

きみのことも、私のこともゆらゆらゆら

わからなくなって、とけて、

とけて…

消えてしまえば

かなしいもむなしいもさみしいもせつないも