遺言

ちらしのうら

自傷の話

※これを書いたのは、去年の夏頃。下書きをそのまま公開します。

 

 

初めて自傷をしたのは中学二年生の時

理由は、何となく何かが上手くいかなかったとか、友達と喧嘩したとか、だったと思う

本当はどうだったろう

カッターで、それも妹に誕生日プレゼントに貰ったピンクのカッターで、手の甲を切った。痛くて、ひりひりして、赤い線が出来るだけのもの。

それから先生とうまくいかなかったり漠然とした不安感で悪化してって、

手首を傷つけたのは最後の方だった

最初に切った時はリストカット、アムカ、自傷なんていう言葉は知らなくて、傷つけるものが爪から刃物になったくらいの感覚だったかもしれない、

手の甲の次に切ったのは太ももだった

太ももは皮膚が厚いから裂けて、傷あとが大きく残ってて、それに数も少ない。数えられる。

次は左腕の手の甲側だった。カッターを宛てて、思い切りシュッと切る。太もももそう切った。じりじり切るのは、痛いしカッターだと上手くいかなかったから

外側が傷跡で埋め尽くされるようになった、中二の夏終わり?秋頃?になって、剃刀を購入して手首を切るようになった

その時はもうそういう言葉を知ってたし、慣れない家族共用のPCで深夜にそういうサイトを漁っていたりもした。ナイフ等で行われた、裂けた傷はトラウマになったし、もう太ももとか皮膚の厚いところは切れないと思う。何だか、自分のものじゃない気がして怖くて、見れない

私は傷の大きさよりも出血量を重視していて

だから手の甲側はもう、めったに切らない

血も出ないし、内側より裂けるからこわい

やるとしたら、中学二年生の私を想って、重ねて、追悼の意を込めて、だ

一昨日、久しぶりに手の甲側を、いつものカッターで切った。2年振りくらいに。

2年ぶりくらいであるけど、時々こっちを切る時、カッターならなんでもいいと思っていたけれど、やっぱり全然違う。

刃の揺れ方とか、力の入り具合とか、切れ味じゃないなにか。

妹からのプレゼントをこんなふうに使ってしまった私は最低だと思うけれど、他のどれにも変え難い唯一のカッター、にはなった。何度刃を変えても、用途的には何個も持ってたとしても、これに使うには、これしかない。

でも、怖かった、から、

電気を消して切った。なら切るなよと思うけれど、一昨日は精神状態がとても良くなくて、久々にODと呼べるような乱用をした、と思う。

痛い。浅い。昔の記憶だから改変されているのかもしれないけれど、前はもっともっと深く裂けていた、と思うけれど。

今回は、とりあえず埋め尽くす位に広く

凄く開放感があって、あー、これだと思った

訳もわからず切ってた頃、このひりひりさが、安心感をくれて、切った後止血もしないで眠りこけていたりした(お母さんに心配をかけてしまった)

その後血の温かさイコール安心になってからは、剃刀でじわじわ切るのが主流になって、それはもう、あまりヒリヒリしない。切ってる時だけ痛くて、その痛みじゃないなと思う。