遺言

ちらしのうら

DXMのODをした話

なにをどうして偶然開いたページで知ったDXM。

「幻覚」というワードにホイホイされて何も調べず服用しました。

カプセルってなんだかそれだけでおくすり感、がありますね。あんまり飲んだこと(というか見た事自体)がなくて、ほうほうなるほどとしばらく観察したあと、おそるおそる3T飲んでみる。

…1時間してもなんにも出ないので、「もしかして相性が悪い?」と思いながら追加2T。それでも全く何も起きないので、お風呂に入って髪の毛乾かして、お気に入りのボディクリームを塗る。パウダーもぱふぱふ

それでもなにもない…と、また追加。吐き気が~という情報は得ていたので、吐き気だけでたらやだなあとおもいながらごろごろ。嘔吐恐怖のくせに、夕飯だけはばっちり食べてからの実行に軽く後悔しつつ…

そうして待つこと3時間。このときには「効かねえ…」と思いながら既に9Tを腹に収めていました。トイレに行こうと、ベッドから起き上がる。途端、世界がぐるぅりと周り、「おや!?!?」とつい声に出してしまいました。突然でした。

それからは、とにかく、ぐるぐるバットしたあとの感じの…ずっと目が回っている感じでした。気持ち悪くはない。吐き気については、一箱12T飲んだあとも、まったくなかったです。相性かな?期待していた幻覚についても、全くなし…ただ、不安や焦燥感といった最近つねに苛まれていたいやなものは、きれいさっぱり取り去られて、「自分はなんであんなことでそんなに悩んでいたんだろう?」と、気持ちが楽になり、そのうちに自分というものが、いい意味で、わからなくなり、自分と世界のさかいめがすうときえていきました、笑

それも、「私、今、世界と一つになってる!!」という感じの全能感や無敵感という上向きのものではなく、「あ~私、今、世界。」みたいな、超超ダウナーな感覚でした。w

目を閉じたら星が瞬いていたり、目を開けたまま、いつも見ているような夢の世界が何となく見える程度の、視覚の揺れはありました。あと視界が狭くなる。これは酔っているときとおんなじ感じでした。

効いているときにかるくネットで体験記をみたりして、絶賛しているひとも、控えめなレビューのひともいましたが、私の感じとしては「ただひたすらダウナー」です。

多幸感はありました。自分を遠隔操作している感は、ふだんからわりとあるのであまり。音楽はきれいに聞こえます。これはブロンのOD時と似ていました。地に足のついていないような浮遊感は、レスタミンのときと似ていますがそれよりは、まだコントロールが利く感じのふわふわです。自我はいい意味で消えました、自然にすっと消えていく感じで。宇宙を感じられる、というのは、ちょっとわかるかも。悟りを開きそうになる、という感覚もありましたw

また、サイケな感じ、というのもわかる。相性や感受性にもよるのでしょうけど、個人的にはインパクト的にはDXM>レスタミン>ブロンという感じです

きもちよさではレスタミンは最下位です。

あ、あとDXMは口渇がまったくなくて、それは私的には評価高い。二者にはいつもそれに悩まされる為。

総じて「まったりしあわせ」な感じでしたが、最後の最後にBADに入り、どの音楽をきいてもそれにまつわる過去を鮮明に思い出し、情緒がすさまじく不安定になりました。あんなにきれいだなと思っていたくるくる回る世界すら不快。でも、いろんな、いつもなら泣きわめいて取り乱すような暗い記憶をいつも以上にはっきりと思い出して、その場にいるような気さえしても、涙は出ないし、行動に移すようなこともせず、じっと見守っていましたが、疲れてきたので、眠剤を入れて寝ました。

飲み始めたのは夕方の6時で、効果が出たのが9時。そこから長々、真夜中3時まで宇宙旅行でした。長かった…

翌日の持ち越しはあんまりない感じで、不快さもすくなくて、という感じでした。