遺言

ちらしのうら

春が攫ってゆく

私でないひとを完全に理解することなど、ましてや私は、私の知っている世界と今までの経験による物差しでしか誰かを見ることが出来ない

だから孤独という訳でも他人に興味が無いという訳でもなく、だからこそ世界は面白くて、私はひとりではないということを知ることができる

でも時々は寂しくなる 溶け合ってひとつになることが出来たなら、私もあなたも無かったなら、いっしょであれば、こんな虚しさを感じることもなかったのに…

伝えたいことなど何も無くて だから何も伝えたくないという訳でもなくて 知って欲しいわけではない でも同じ風に思えていたなら、それは、とんでもない奇跡で、すてきなこと、だね

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公園に行って

遊具で遊んで

楽しいねって

最後かも

これが最後