遺言

ちらしのうら

りがいのいっち

愛というものは暴力と同じだけのちからをもつ

人を操るちから、いのままにするちから…

暴力もまた、愛と同じだけのちからをもっている

だから私は自分のことを愛している

それは本当のことでもあるけれど、そのほうがなにかと都合がいいから、でもあるし、根元になにがあるかなんて、先がどこへ向かうかなんて、そんなものはちっとも大事なことじゃない。重要なのは「愛されている」という実感を与えること

そう自覚させることだ

愛とは、この子が一番ほしいもの

私はこの子を愛することで、

この子を意のままに操る権利を得る

ひとりにならないで生きていくためには、私にはこれが必要だった。から、なんだっていい。誰の愛でもいい。愛してほしい。

 

 

 

そろそろ腕が切りたい。

優しいお手当てをしてほしい…