遺言

ちらしのうら

あなたの言葉を借りるなら

薬がないから不安になるのもそうだろうし、薬があるから不安になるのもそうだろうなぁ

あい…なんてなくても、生きていける。ひとりでも生きていけるように。でも、無関心になったら、私が分からなくなる。どうしたらいいのか分からない。何をしたいのかも、何を考えているのかも、分からなくなる。私なのに他人、になってしまう。私というものが判らなくなって、不確かになって、何もかも遠くなってって…それがこわい。痛みがなければ、やり過ごせない恐怖も、切り離さなければ、耐えられない世界も、嫌だ、嫌なのに…左腕の傷も、薬も、ダメだという。ダメなんだって。

私がどう生きていたら、みんなは私に無関心になってくれるのだろう…?好きになれない恋人を作って、結婚して、愛し方のわからない子どもを産んで、家庭を持って…?普通には成りきれない穢い左腕を持って、普通を装って生きるのが、せいかい、なのかな

みんなはそれを望んでいるの、かな

私はね、私にだけ愛されていればいいの、それがただしくなくても、悪くても、いい。私はね、みんなの足を引っ張りたくなくて…、家族だから大事にしなきゃいけない、という体裁の為に、私を見限れないみんながきらい。きらいなんだよ。愛、さないで。私はそれを受け取ることが、きっとこれからも出来ないし、信じることも認めることもきっとできない。私達はしあわせな家族で、それは本当だったけれど、私だけが…私だけが間違っていた、多分、みんなは本当にただしくてまともだったから

 

メンヘラ御用達の咳止めが底をつきそうです。これの為に働くのは嫌だけど、本当に嫌だけど、嫌で嫌で仕方が無いけど、無くなったらお金を払って手に入れないといけない。だから、これを飲んで仕事に行って、そのお金でこれを買うんだ。仕方が無い。今更なんだ。本当に今更なんだ。早く死んでしまえばいいのに、生きることも死ぬことも決められず生きている私は本当に醜い